中央大学の成績評価は、2022年度以降入学者ではS・A・B・C・Eの5段階です(2021年度以前入学者はA・B・C・D・Eという呼称ですが、評点区分・GP換算はまったく同一)。この記事では、中央大学公式のGPA算出式をもとに、GP換算表と具体的な計算例を使って「どう数字が動くか」を正確に解説します。
特に重要なのが、E(不合格)だけでなくF(評価不能)の単位数もGPAの分母に算入されるという点です。「試験を受けなかっただけだからGPAには関係ない」と誤解している学生も少なくありませんが、C plusの成績照会画面を見れば分かる通り、Fも通算GPAを確実に押し下げます。
① 中央大学のGPA算出方式(公式)
中央大学のGPAは、以下の式で算出されます(2022年度以降入学者の場合)。
ポイントは分母です。「総履修単位数」にはE(不合格)とF(評価不能)の単位数がどちらも含まれます。GPA計算の対象外になるのは、N(認定)とW(履修中止)のみです。
GP換算は次の通りです。
| 評価 | 点数 | GP | 備考 |
|---|---|---|---|
| S | 100〜90点 | 4 | 合格 |
| A | 89〜80点 | 3 | 合格 |
| B | 79〜70点 | 2 | 合格 |
| C | 69〜60点 | 1 | 合格 |
| E | 59点以下 | 0 | 不合格・分母に算入 |
2021年度以前入学者の場合は評価の呼称がA・B・C・D・Eとなりますが、GP換算(A=4、B=3、C=2、D=1、E=0)は2022年度以降のS・A・B・C・Eと完全に同一です。呼び方が違うだけで、計算の仕組みは変わりません。
② E評価とF評価、2つの「0点」区分を混同しない
中央大学の成績評価で見落とされがちなのが、0点になる区分が「E」と「F」の2種類あるという点です。どちらもGP0点として扱われ、どちらも総履修単位数(分母)に算入されますが、意味は異なります。
59点以下の得点による不合格
GP0点・分母に算入
試験は受けたが基準点に届かなかった場合
試験未受験等により評価できない
GP0点・分母に算入
出席不足・レポート未提出等も含まれうる
つまり、「頑張って受験したが点数が足りなかった(E)」場合と、「そもそも評価が成立しなかった(F)」場合のどちらも、GPA上はまったく同じ0点として計算され、しかも単位数は分母に残り続けます。履修登録をしたまま試験を受けずに放置すると、Eより気づきにくい形でFが積み上がり、通算GPAを静かに削っていく点に注意が必要です。