③ 具体例で計算してみる
言葉だけでは実感しづらいので、実際の数字で計算してみましょう。ある学期に4科目(各2単位、計8単位)を履修し、AA×1・A×2・C×1だった場合を計算します。
| 科目 | 評価 | 単位 | GP(評価×単位) |
| 科目1 | AA | 2 | 8 |
| 科目2 | A | 2 | 6 |
| 科目3 | A | 2 | 6 |
| 科目4 | C | 2 | 2 |
| 合計 | — | 8単位 | GP合計22 ÷ 8単位 = GPA 2.75 |
もし科目4がCではなくAだったとすると、GP合計は26になり、GPAは26÷8=3.25まで上がります。1科目の評価差(C→A)だけでGPAが0.5ポイントも動くことが、この計算式からわかります。
④ RR(合格/不合格)科目はどう扱われるか
青山学院大学の成績評価には、一般の4段階・6段階評価とは別に、「RR(合格/不合格)」という仕組みがあります。「情報スキルI・II」「スポーツ実習」「ボランティア活動」など、実習・体験型科目に多く設定されている評価方式です。
✅ GPAに影響しない評価
RR(合格)
分母・分子とも計算対象外
合否のみが記録される
⚠️ GPAを直接動かす評価
AA・A・B・C・XX・X
単位数に応じて分子・分母に反映
単位数が多いほど影響大
先ほどの例で、科目4(2単位・C)がRR科目(合格)だった場合を計算してみます。RR科目は分母からも除外されるため、総登録単位数は6単位に、GP合計はAA・A・Aの3科目分=20になります。
比較:科目4がCの場合とRR(合格)の場合
AA・A・A・C(8単位)→ GP合計22 ÷ 8単位 = GPA 2.75
AA・A・A・RR合格(GPA対象6単位)→ GP合計20 ÷ 6単位 = GPA 3.33
同じ「4科目を履修した」という事実でも、RR科目として履修した方がGPA上は有利になります。ただし卒業要件の単位数にはRR科目の単位もカウントされるため、「GPAを守りたい学期」にRR科目を組み合わせるのが定番の戦略です。
⑤ 学部・学科ごとに必要単位数は異なる
GPAの計算式自体はどの学部でも共通ですが、卒業に必要な総単位数は学部・学科によって異なります。履修計画を立てる際は、GPAとは別にこの数字も把握しておく必要があります。
- 経済学部・経営学部・社会情報学部・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部:124単位
- 文学部:124〜128単位(学科により異なる)
- 教育人間科学部:128単位
- 総合文化政策学部:130単位
- 法学部・国際政治経済学部:132単位
- 理工学部:136〜138単位(学科により異なる)
📌 注意:必要単位数は学部・学科・入学年度のカリキュラムによって変わる場合があります。正確な数字は必ず自分の学部・学科の履修要項またはC-Campusで確認してください。
⑥ 自分の正確なGPAを計算するには
この記事で解説した計算式・GP換算表・RR科目の扱いは、すべてこのサイトのGPA計算機に「青学」プリセットとしてそのまま反映されています。自分の履修科目を入力するだけで、複雑な計算を意識せずに正確なGPAを把握できます。
- 今学期・過去学期の全科目を評価・単位数とともに入力する:RR評価の科目は「RR/合格(対象外)」を選択すれば、自動的にGPA計算から除外されます。
- 目標GPA逆算シミュレーターで、残り単位の必要ラインを確認する:「3.5以上を目指したい」といった具体的な目標がある場合、残りの学期でどの評価を積み上げる必要があるかを逆算できます。
この記事のまとめ
- 青学のGPAは「GP×単位数の合計 ÷ 総登録単位数」で算出される
- GP換算表はAA=4.0・A=3.0・B=2.0・C=1.0・XX/X=0.0の6段階
- 単位数が大きい科目ほどGPAへの影響も大きくなる
- RR(合格/不合格)科目は分母・分子とも計算対象外
- 卒業必要単位数は学部・学科によって124〜138単位と幅がある