立教大学の成績には、S〜Dの評価のほかに「欠」と「Q」という表示があります。どちらも単位は取れていませんが、GPAへの影響は正反対です。欠は0点として分母に入り、Q(履修中止)は計算から外れます。
この記事では、立教大学の履修要項(2026年度版)に書かれた算出式をもとにGPAの計算方法を確認し、続けられなくなった科目を「欠」で終えるか「Q」にするかで、GPAがどれだけ変わるかを比べます。
立教大学のGPAの計算式(全学部共通)
算出したGPAは、小数点第3位を四捨五入して小数点第2位まで表示されます。
この算出式は、履修要項の「Ⅵ 試験・成績」の章にある「9 成績」の「4.GPA」の節に書かれています。経済学部(p.57-58)や法学部(p.59-60)をはじめ、全12学部の履修要項でこの節は同じ文面です。所属学部によって計算方法が変わることはありません。
| 表示 | 意味 | GP | 分母に入るか |
|---|---|---|---|
| S | 100〜90点 | 4 | 入る |
| A | 89〜80点 | 3 | 入る |
| B | 79〜70点 | 2 | 入る |
| C | 69〜60点 | 1 | 入る |
| D | 59〜0点(不合格) | 0 | 入る |
| 欠 | 不合格(0点扱い) | 0 | 入る |
| Q | 履修中止 | — | 入らない |
| 認 | 編入学・留学などによる単位認定 | — | 入らない |
| 合・不 | 合否だけで判定する科目 | — | 入らない |
このほか、学校・社会教育講座の科目もGPA算出の対象外です。
欠とQで、GPAはどれだけ違うか
ある学期に2単位の科目を5つ登録し、4科目はS・A・A・Bで合格したとします。残る1科目が途中で続けられなくなった場合、その科目の終わり方によってGPAは次のように変わります。
| 5科目目の結果 | 計算 | GPA |
|---|---|---|
| 期限内に履修中止(Q) | 24 ÷ 8 | 3.00 |
| 最後まで出てC | 26 ÷ 10 | 2.60 |
| D(不合格) | 24 ÷ 10 | 2.40 |
| 放置して欠 | 24 ÷ 10 | 2.40 |
分子はS(2単位×4)+A(2単位×3×2科目)+B(2単位×2)=24。Cの場合は2を足して26。
同じ科目でも、Qにすれば3.00、欠のまま終われば2.40で、0.60の差がつきます。GPAだけを見るなら、Cで合格するよりもQのほうが高くなります。
ただし、Qにした科目の単位はもちろん取れません。卒業に必要な科目なら、どこかの学期で取り直す必要があります。GPAを守るか、単位を取りにいくかは、その科目が必修かどうか、残りの学期で取り直せるかで判断することになります。