立教大学の成績は「S・A・B・C・D」という5段階評価で表示されます。この評価がどうGPAに換算されるのか、そしてD(不合格)や欠を取った科目が最終的なGPAにどれだけ影響するのかを、正確に理解している学生は意外と少ないのではないでしょうか。この記事では、立教大学公式の履修要項(2026年度版)に記載されたGPA算出式を一次資料からそのまま確認し、具体的な数字で計算の流れを解説します。
① 立教大学のGPA算出式(公式)
立教大学のGPAは、以下の式で算出されます。
評価基準はS=100〜90点、A=89〜80点、B=79〜70点、C=69〜60点、D=59〜0点。GP換算はS=4、A=3、B=2、C=1、D=0(欠も0扱い)です。算出されたGPAは小数点第3位を四捨五入し、小数点第2位まで表示されます。
ここで重要なのが分母です。「GPA算出対象科目の総履修登録単位数」にはD・欠の単位数も含まれます。つまり不合格科目は分子に加点されないだけでなく、分母(母数)を押し上げる形でGPA全体を引き下げます。これは早稲田大学や法政大学など、他の多くの大学でも採用されている一般的な方式です。
② 立教大学だけの珍しい特徴:全12学部で条文が一字一句同一
立教大学の履修要項を経済・法・文・経営・理・スポーツウエルネス・社会・観光・コミュニティ福祉・現代心理・異文化コミュニケーション・環境の全12学部にわたって確認したところ、「Ⅵ 試験・成績」章の「9 成績」「4.GPA」節は、学部間で一字一句同一の全学共通ルールとして記載されていることが分かりました。学部ごとに独自の計算式や係数の違いがある大学も少なくない中、これは珍しい特徴だといえます。
経済学部PDF(p.57-58)と法学部PDF(p.59-60)を含む主要学部の履修要項を突き合わせても、GPA算出式・評価基準・GP換算・GPA算出対象科目の定義は完全に一致。「どの学部に所属していても、GPAの計算ルールは変わらない」と言い切れる大学は意外と少なく、立教生にとっては学部間の不公平を心配する必要がない安心材料です。